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時代と共にビジネスの空間は激変しています。特にネットワーク系の設備に関する仕様でずいぶん踊らされてしまいます。一時期「インテリジェントビル」という触れ込みで、コンピュータネットワークを張り巡らすための床の構造とか、そのためのダクトなどを備えなければオフィスビルとしては価値がないといわれ、とりあえずそれらが揃っていると「インテリジェントビル」という言い方をしてみたり、そんな風に世の流れに激しくもまれながらオフィス建築も進化してきました。 世間が進化してしまうと、機能的には特別なそんな浮き床だとか、巨大なダクトもいらなくなったりと、忙しいことこの上ありません。これも技術が発達しての結果ですし、ある時点ではその時出来る最大のことをするのが努めでしょうから仕方ないことでもあります。しかしながら、そのような技術的なスペックをきちんと揃えることも大事ですが、建築家が建築家として考えなければならないことはオフィスビルにおけるアメニティー性だとか、その空間のもつヒューマニティーだとか、建築家にしか出来ないことをスペックを越えて提案し、造っていくことだろうと考えます。 オフィスランドスケープという概念で考えるような広大なオフィス、アクションオフィスという概念で考える座ったところからすべて手が届くという造りではなく、たまには立ってものを取るような姿勢をわざと造り込むことによって実は効率よく体が動くなどといろいろなオフィス研究もありました。ヒューマンファクターを考えねばならないほど働かせなければならないのがなぜなのか(野麦峠?)僕にはよくわかりませんが「効率」という言葉は確かにビジネスの世界では重要視されています。 概ねオフィスは「ペーパーレス」化、そしてネットワーク装備は当たり前、エコロジー、エコノミー、ヒューマンファクター、そしてエルゴノミクスそれはもう大体解りました。一応研究しました。どこまで考えるべきかということは解りました。それ故私は空間デザインのヒューマニティーに回帰しています。建築家がやれること、建築家にしか出来ないこと。そんなことを大事にしながらインテリジェンスを備えた空間づくりをしたいと考えています。 |
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