開口部のデザイン
建築における「開口部」は重要な機能を持ちつつ、建築の表情やデザインの印象を決定づけるとても重要な部分でもあります。当社のコンテナ=サスティナブルユニットは「剛構造のラーメン構造」ですから、壁面を全部とる事も出来る「自由な壁面」です。その事を最大に活かしながらデザイン的にすぐれ、かつローコストも実現していけます。しかし、充分に壁面をとった方が「剛性」は更に上がりますから、壁面が多いほどより耐震性能は上がります。
コンテナ建築における開口部は
1.出入口などの開口部
2.窓などの開口部
3.連結部における空間的繋がりを持たせる開口部
4.空気調和設備(エアコン・換気扇)などに必要な開口部
5.給排水・給湯・衛生設備のために必要な開口部
6.意匠上の開口部
などがあり、これらが「壁」に設営されるのか「間」に設営される場合の2種に分類されます。
それぞれの機能や要求される内容によってデザインの方向性を探ります。
「開口部」はデザイン心ある建築家なら、とても気を使う部分です。日本の建築の場合、歴史的には木造が主流でした。その木造文化が生み出した「開口部」の文化は、柱と柱の間の空間を「閉じていく」作業でした。そして意思のある状態として残すものが日本建築における「開口部」です。
さて欧州では事情が違いました。基本の歴史的建築物は「組石造」なのです。石を積み上げて造っていく建築物の場合、事情が全く違います。「基本は石を積む」ので、基本の状態は「開口部はない」のです。しかし「窓が欲しい」。日本建築と違って、閉じる努力ではなく「あける努力の歴史」が西欧建築の開口部の歴史。なのです。その結果「アーチ窓」という象徴的な西欧の窓は、重力に耐える開口部のデザインとして生まれたものでした。
そのような歴史的育ち方は全く真逆を行きながらも、求めるものはその窓からの「景観」であったり、機能的には「換気」であったり、同じ要素が多く重なっています。それらの努力が示すように、それらの要求が示す通り、人々は建築の内部にいる時、ふと目をやる方向は「開口部」です。それだけ「開口部」には視線が集中する「魅力」があります。それ故私ども建築に携わる者たちは「開口部のデザイン」にはかなりのウェイトをかけてデザインを試みようとします。試みる方向は全体の空間との調和であり、実際にその開口部を通して切り抜く外部の景観であったりするのです。
建築工事業 東京都知事 許可(般-22)第134654号
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